軌道工でステップアップ!軌道工に役立つ関連資格の取り方
[更新日]2016/09/21

軌道工として働いていると、今以上に地位や給与をあげたいと思うのは不思議なことではありません。そのためにも関連資格を取得しておくことは、どうやら間違いではなさそうです。
それでは、軌道工の関連資格はどのように取れるのでしょうか。ここではステップアップを見込める主な資格ごとの取得方法を紹介しておきたいと思います。
技術士
まずは技術士補となる試験に合格しなくてはなりません。技術士第一次試験に合格するか、指定された教育課程の修了者は技術士補となる資格を有します。
その後行われる技術士第二次試験合格者が登録手続きを終えると技術士となります。
一級土木施工管理技士
学歴別に実務経験年数は異なってきますが、その実務経験をこなすことによって、受験資格を取得できます。二級合格者は指定学科卒業後5年以上で受験資格が得られます。
一級造園施工管理技士
学歴別に実務経験が異なりますが、その実務経験をこなすことによって受験資格が得られます。
●1級
□筆記
大学の指定学科を卒業後、3年以上の実務経験※1者。
(指定学科以外は、4年6ヶ月)短大、高等専門学校の指定学科を卒業後、5年以上の実務経験※1者
(指定学科以外は、7年6ヶ月)高校卒業後後、10年以上の実務経験※1者(指定学科以外は、11年6ヶ月)
15年以上の実務経験※1者2級合格後、5年以上の実務経験※1者
2級合格後、1年以上の専任の主任技術者経験を含む3年以上の実務経験※1者。など
※1「実務経験」とは、造園工事の施工に直接的に関わる技術上のすべての職務経験をいい、具体的には下記に関するものをいいます。
受注者(請負人)として施工を指揮・監督した経験(施工図の作成や、補助者としての経験も含む)
発注者側における現場監督技術者等(補助者も含む)としての経験
設計者等による工事監理の経験(補助者としての経験も含む)なお、施工に直接的に関わらない以下の経験は含まれません。
設計のみの経験
造園工事の単なる雑務や単純な労務作業、事務系の仕事に関する経験□実地
前年度学科試験に合格し、実地試験が不合格又は欠席をした者
技術士法による第二次試験のうち、技術部門を建設部門、農業部門(選択科目を「農業土木」とするものに限る。)、林業部門及び森林部門(選択科目を「林業」又は「森林土木」とするものに限る。)又は総合技術監理部門(選択科目を建設部門に係わるもの、「農業土木」、「林業」又は「森林土木」とするものに限る。)の合格者で、1級造園施工管理技術検定・学科試験の受検資格を有する者。
引用:http://www.shikakude.com/sikakupaje/zoenseko.html
一級管工事施工管理技士
受験資格は学歴、実務経験等で細かく規定されてますので、詳細は各サイトで確認してみてください。
試験内容は、以下の通りです。
① 機械工学
② 施工管理法
③ 法規
④ 施工管理法
測量士
測量士になるには国家資格が必要です。一度、測量士補の資格を取って測量士を目指す方法と、ダイレクトに測量士を目指す方法とがあります。測量士補の資格は、測量に関する科目が学べる大学や短大、専門学校などを卒業するか、国土地理院が行う測量士補試験に合格することで取得できます。その後、一定期間、実務経験を積むと測量士の資格が得られます。実務経験なしで測量士になるには、測量士補と同様に、国土地理院が実施する測量士試験に合格する必要があります。
一級建築士
出典:http://careergarden.jp/kenchikushi/naruniha/
一級建築士も国家資格です。この受験資格を取得するには、「学歴」と「実務経験」などの受験資格を満たす必要があります。
詳しくは上記の図を参照してください。
一級建築施工管理技士
受験資格は以下の通りです。
大学の指定学科以外を卒業しており、4年6か月以上の実務経験がある。
短期大学や高等専門学校の指定学科を卒業して5年以上の実務経験がある。
短期大学や高等専門学校の指定学科以外を卒業して7年6か月以上の実務経験がある。
高等学校の指定学科を卒業しており、10年以上の実務経験がある。
高等学校の指定学科以外を卒業しており、11年6か月以上の実務経験がある。
コンクリート技士
受験資格は学歴実務経験などにより細かく規定されています。詳細はホームページでご確認ください。
①コンクリート用材料の品質、試験・管理、
②コンクリートの配(調)合設計
③コンクリートの試験
④プラントの計画管理
⑤コンクリートの製造および品質管理
⑥コンクリートの施工
⑦その他
⑧関係法令
軌道工事管理者(在来線)
受験資格は以下の通りです。
の者。
②大学等において土木・建築等課程の修了者で「軌道機械操作者」資格を所持し、
「軌道機械操作者」として実務経験3年以上の者。
講習会や学力検査や運転適性検査などを経て合否を判定。
軌道作業責任者
受験資格は以下の通りです。
講習会、学力検査、運転適性検査などを経て合否を判定。
重機械運転者
出典:www.xenos.jp
受験資格は以下の通りです。
講習会、学力検査を経て合否を判定。
列車見張員
講習会、実技訓練、学力検査、実技検査、運転適性検査などを経て合否を判定。
まとめ
ひとえに軌道工といってもありとあらゆる職種に囲まれ、成り立っていることがわかります。自分の可能性を広げる意味でも、待遇面を上げる意味でも資格取得にチャレンジしない手はありません。機会があったら挑戦しましょう。