【頑張れば稼げる】軌道整備士の良かったこと、残念なことを検証します!
[更新日]2017/05/10

「軌道整備士」って聞いたことありますか?
「電車の線路の修理や交換をする」お仕事です。
電車にかかわる仕事なので、軌道整備士は鉄道マニアなど、一部には人気にあるお仕事です。
そんな軌道整備士を7年勤めた方の体験談をまとめました。
どうして軌道整備士になったのか
元々なりたいと思っていたわけではありません。
たまたま知り合いの紹介を受けて、きちんと面接を経て就職しました。
面接では下記の事を聞かれました。
・資格の有無
・体力はあるか?など
軌道整備士の仕事とは
実は、線路って、毎日電車が何本も何本も通るので、摩擦ですり減ってしまうのです。
その「すり減り具合」を見て、交換するべきかどうか、上の者が判断して、交換したり、しなかったりします。
体力とヤル気と根性があれば、結構頑張れる仕事です。
自分は1年かからず、仕事は覚えました。
ただ、体力、ヤル気、根性の他に、「コミュニケーション」を取れる人なら尚更いいです。
こういう理由だからです。
レールは1m100㎏もあるんです。
ですから、前述しました「体力」は絶対必要になってきます。
線路を交換する時には、50人前後の人数でやるんです。
みんなと力を合わせなければ出来ないので、チームワークが良くないと時間ばかりかかってしまいます。
それも、知り合いの人ばかり来るのではく、色々な会社から知らない人も来るので、
そういった人ともきちんとコミュニケーションを取れる力も大事なのです。
「線路交換」は、終電から始発までの間の、限られた時間でしかできません。
その間、現場の空気が悪くなると、仕事にも影響が出て来ますので、良い人間関係性を築いていかなくてはなりません。
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家には寝る帰るだけ
軌道整備士が一番忙しいのが、1月~4月です。
昼夜仕事があるので、遊ぶ時間などほとんどありません。
夜の部は夜11:00~朝4:00
となっています。
資格は必要?
資格は特に要りません。
クレーンのフックをかける「玉掛け」という資格は、あっても損はしません。
お給料は?
見習いで、昼夜、昼夜ずっと働くと、月30日のうち40日働いたことになります。
中には60日働く人もいますので、見習いでも頑張り次第で月60万円も夢ではありません。
軌道整備士になって良かったこと
やはり、仕事に見合った月々のお給料が良い点です。
暇な時期もありますが、忙しい時期は稼げます。
自分なりの感想になりますが、この仕事は淡々とした仕事であって、決して楽しいということはありません。
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軌道整備士になって残念なこと
体力が大きく関わってくる仕事ですが、それがキツイということはありません。
ただ、遊ぶ時間と寝る時間がないことが残念です。
軌道整備士の危ない点
重いものなので、指がすべったり、手に力が入らないで落としてしまったりして、骨折や指をつぶすことは結構ある話しです。
また、電車が通る時間の作業ですと、見張り役がきちんといても、昔は、電車にはねられて亡くなった方もいたそうです。
軌道整備士が向いている人
体力がない人は多分勤まりません。
それどころか、いじめの対象になったりします。
体力に自信があって、夜に強くて、お金が欲しい人にはお勧めの仕事です。