軌道工でさらに稼ぐ!稼げる資格取得でステップアップ!
[更新日]2016/09/21

軌道工は他の職業と比べても、「かなり稼げる。」と言われています。鉄道が運行しない深夜帯での仕事が中心ということもあり、深夜手当が付くことも大きな要因かもしれません。体に負荷のかかる深夜帯の仕事をどんどんこなし、稼ぎ出す選択肢も大いに結構です。それでは他の方法で給与などの待遇面をさらに上げていく方法はないのでしょうか。
そこで。自分の労働単価を上げる意味でも資格取得を模索してみてはいかがでしょうか。
ここでは、軌道工として、取得しておくと待遇面がさらに有利になるであろう資格をいくつかまとめておきました。
技術士
現場レベルで最高峰の資格といえます。技術士は、科学技術に関する高度で専門的な知識と応用力を用い、研究や計画、分析、評価に関する指導や業務を行う技術コンサルタントです。理系資格ということで知名度は低いですが、国家資格として高いステイタスを有します。
一級土木施工管理技士
国交省管轄の国家資格。土木施工管理技士は河川、道路、橋梁など大規模土木工事において施工計画を作成し、現場においては工事に関わるさまざまな工程の施工管理を行う技術者です。一級は現場を指揮できる「管理技術者」になることができます。
一級造園施工管理技士
環境保護や景観重視などのため、建設工事及び土木工事の一環として行われる造園工事の現場において、実際に施工を担当する主任技術者が一級造園施工管理技士です。一級はこういった造園工事の施工計画、施工図作成、工程管理、安全管理などを行う専門の技術者であり、主に工事現場において指導監督する立場にあります。各種造園施工技術・組合せ造園施工法についての指導および監督を、その場の状況に応じて的確に行う能力が求められます。
一級管工事施工管理技士
冷暖房設備工事、空気調和設備工事、給排水・給湯設備工事、衛生設備工事等の管工事において施工計画を作成したり、現場における工程管理、品質管理、安全管理等工事施工に必要な技術上の管理を適切に行うことが仕事です。一級管工事施工管理技士は、管工事に関して高度の応用能力有する技術者として指導監督的な立場です。
測量士
土木建造物を建設する上で、最初の大仕事をこなすのが測量士の仕事です。工事予定地の土地の位置、高さ、長さ、面積を測り、現状図面等を作成できる国家資格です。
一級建築士
建築物の設計、工事監理等を行う国家資格を有する技術者をいいます。一級と二級の違いは設計監理できる建物の規模に差があります。厳密には構造と面積で分けられています。難易度が比較的高いとされる国家資格です。
一級建築施工管理技士
一級建築施工管理技士は、一般建設業、特定建設業の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者、並びに建設工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められており、大規模工事(超高層建築、大規模都市施設等)を扱います。
コンクリート技士
コンクリートの製造、施工、検査、管理などに関して、日常の技術的業務を実施する能力のある技術者を認定するものです。
軌道工事管理者
軌道工事施工者が現場を管理運営する業務でいわゆる現場監督がそれを行います。5年以上の工事経験(大学などで土木や建築課程を修了した者は3年)などの一定要件を満たすと、受験資格が得られます。「軌道機械操作者」の資格を有していないと受験できない資格です。
軌道作業責任者
軌道工事にまつわる現場の責任者のことです。工事経験3年以上などの一定要件を満たした上で受験資格が得られる資格です。
工事管理者
工事管理者とは施工者のことです。 施工者が現場を管理運営する業務でいわゆる現場監督がそれを行います。 受験資格を得るには土木・建築の分野で5年以上の工事経験などが必要。軌道工事管理者資格者で、土木・建築等の工事経験2年以上でも可。
保守用車運転者
軌陸車やレール削正車などを運転できる資格を有する者のことです。
重機械運転者
鉄道クレーンなどを運転できる資格を有する者のことです。この資格を取得するには、工事用重機械に関する運転免許証を有していることが必要です。
列車見張員
線路内の工事に伴う鉄道沿線及び構内における列車事故の防止のために、列車往来の監視を専門に行う職種。
資格を取得するのに経験年数などは問われていません。
まとめ
軌道工も公共交通機関という重要なインフラを守る鉄道マンの一員であり、社会的貢献度から見ても誇りを持てる職業であることは間違いありません。経験を積み、資格を取得して、さらにステップアップをしていくことで給与面での待遇も上がってくることでしょう。積極的に資格取得に取り組むことでモチベーションアップにもなりますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。