【こんな業種あります】「外構エクステリア工事業」とは?建築業を考えている方に
[更新日]2017/05/10

「外構エクステリア」って何だかわかりますか?
「住まいと外の道路を遮るスペース」のことです。
いまいちイメージできない?
わかりやすくいうと「生垣」などと言えばイメージしやすいですね。
その「外構エクステリア」が今、注目されています。
デザインから施工まで、色々な人の手によって出来上がっています。
外構エクステリアの種類
おおまかに下記の3種類に分類されます。
クローズド外構
クローズド外構は、門扉や塀で中と外を隔てて、風格を出すために考えらえた、「日本型」とも呼ばれるタイプのこと。
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オープン外構
欧米の住宅に見られるような、開放感あるものがオープン外構と呼ばれるもの。
門扉や塀ではなく、樹木や草花で中と外を分けています。
ですから、外をから見ても楽しめるデザインとなっています。
このオープン外構が推奨されている訳は、街並みの景観をよくすることに一役買っているからです。
セミクローズド外構
クローズド外構とオープン外構のいいとこどりの、折衷タイプのスタイルを、セミクローズド外構と呼びます。
今の日本では、主流となっているデザイです。
外構エクステリアの「意義」
外構エクステリアは「高い機能性」と「娯楽性」を併せ持ったものが求められています。
門扉や塀、造園、樹木、草花、車庫やカーポート、物置、アプロ―チやウッドデッキなど、あらゆるものが外構エクステリアとしての役目を担うようになってきました。
それには、材質、色、デザインなど、多彩なアイテムが必要ですよね。
「機能」も「デザイン」もどちらも大事なので、バランス感覚が求められます。
求められる能力
「塀」であったら、土木や左官。
「木」や「植物」だったら、その知識。
それプラス「デザイン能力」も重要視される仕事です。
大変な分だけ、お客様に喜ばれる、やりがいのある仕事と言えます。
外構エクステリア工事業の今とは?
外構エクステリアの歴史
今までの日本における外構エクステリアの需要は、「クローズド外構」が主でした。
ご近所をよく見てみると、家に高い門扉や塀があるお宅が多いのが分かると思います。
クローズド外構のように、敷地と中と外を分ける形式は、個性を反映したエクステリアを実現しやすくしています。
それによって、防犯になると、支持されてきているのです。
一方、オープン外構は、敷地内の魅せるエクステリアが、地域の景観にも活かされているので、自分にとっても周りにとっても利点のあるエクステリアとなっています。
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現在の外構エクステリアは?
こうした歴史を経て、今現在、日本で主流になるのが「セミクローズド」というスタイルになってきています。
門扉や塀、樹木、物置など、敷地内でのプライベート性をきちんと確保しながらも、周囲の景観との調和を持たせた、新しいカタチのエクステリアがどんどん誕生していくことでしょう。
外構エクステリアを造るにはどういう職人が必要?
外構エクステリアにはそれぞれに職人さんが必要となってきますが、大まかに見ていきますと、
樹木 ⇒ 造園業者
カーポート ⇒ 大工さん
など、それぞれ必要になってきます。
ですが、それぞれに依頼していたら、どうなりますか?
手間もお金も必要以上にかかりますよね。
現在では、総合的に外構工事を請け負ってくれる、業者やハウスメーカーが出来ているのです。
一括で依頼出来るのであれば、それに越したことはありませんよね。
外構エクステリア工事業に転職したい人へ
資格は取った方がいい?
自分がどういう分野で専門の技術を身につけたいかを明確にした上で、それぞれの分野へ下積みに入ることになりますが、施工技術で一人前になるには、長い鍛錬が必要です。
職人の世界ですから、資格を持っていても、持っていなくても、結局は自分の腕次第で評価されます。
ですが、資格を取ったほうがいいと思う方に、国家資格をご紹介します。
左官業 ⇒ 左官技能工・登録左官器官技能者
造園業 ⇒ 造園施工管理技士・造園技能士
また、その他今後注目されるのは、デザイン業界のCADオペレーターの仕事です。
CADは建築、土木、機械などの設計対象によって違いますが、これから需要の増える仕事です。
近年では3D-CADが大注目されています。