【意外と穴場?】地味すぎて注目されなかった「生コン打ち」の仕事にズームイン!
[更新日]2017/05/10

建築現場で行われる「生コン打ち」の仕事に着目してみました。
生コン打ちの仕事は、意外と穴場な仕事かもしれません。
生コン打ちの仕事とは?
生コン打ちの仕事とは、型枠にコンクリートを流し入れて固めるまでのお仕事です。
一輪車で少しずつ型枠に流し入れて、スコップで量を調節したりします。
お解りのように、体力勝負の仕事です。
ポンプ車で出動します
大きな現場での生コン打ちは、人手では大変なため、ポンプ車で行います。
生コン車に積んである生コンを、ポンプ車に一旦入れて、そのポンプ車から流し入れます。
これは非常に便利な作業になります。
リモコンで生コンを出したり、止めたりと調節して、ポンプ車の先のホースを持って、次々と生コンを流し入れることが出来ます。
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役割分担
こんな役割分担があります。
ポンプホースを動かす人
これは、ポンプ車の運転手さんがやってくれます。
道具を持つ人
バイブレと呼ばれる生コンに、振動を与えて、底まできちんと入るようにする道具を持つ人が必要です。
バイブレの手元
バイブレの線を持って、引っかからないように気を配る人。
仕上げ
流し込んだ生コンを仕上げていく人。
掃除係
鉄筋などの周りに飛び散った生コンを、バケツとブラシで掃除してキレイにしていく人。
日雇いバイトは「掃除係」
日雇いバイトの場合は、だいたい最後の掃除係です。
生コンが流し出される後をくっついて行って、ひたすらブラシで擦って、綺麗にしていきます。
生コンが固まると、汚れが落ちないので、時間との勝負となります。
常に中腰で作業するので、腰痛になりやいです。
それが一番キツイかもしれません。
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生コン打ちの雇用事情
早く上がれる
生コン打ちの仕事は、早く帰れることが多いのがメリットです。
早く終わっても、きちんと一日分の日当をもらえます。
ですが、職人さんのピリピリした空気感の中で、時間と戦いながら、気も使うので、体力的にも精神的にも疲れます。
休憩はあまり取れない
生コン車が間を開けず入ってくるので、作業にかからなければいけません。
また、一日で仕上げなければならないので、休憩している時間がないとも言えます。
お給料
日雇いで10.000円が平均的です。
最低でも8.000円は保証されます。
建築現場での作業員は、日雇いでも、経験や資格がなくても働かせてくれますので、単に稼ぎたい人や、お金がピンチで1日だけ、といった方には向いている仕事だと思います。
生コン打ちも、掃除係なら、腰が痛くなるデメリットはあるとしても、それほどの力仕事とも言えませんし、生コン打ちは楽な担当に当たれば、穴場とも言える仕事だと思います。